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週刊ラジオトーク
2013.09.25

キンモクセイ

今回は、秋を代表する花木「キンモクセイ」です。オレンジ色の1㎝ほどの花が、枝のところどころで密になって咲き、株全体に花をつけます。徐々に花が咲いていくのではなく、9月下旬から10月上旬頃、ある日突然、いっせいに開花を始めるので、驚きます。満開になると、秋風にのって、良い香りが漂ってきますので、香りで気づくことも多いと思います。

 

枝を切って、花瓶にさして楽しもうとすると、花はすぐに散ってしまいます。花の時期が短く切り花には向かないので、花屋に並ぶこともありません。自分で育てれば、毎年香りを楽しむことが出来ますよ。

 

「キンモクセイ」は中国原産の常緑樹です。中国ではお茶やお酒の香りづけにされます。自然では5メートルにもなる樹木ですが、好きに刈り込むことができるので、お庭では2~3mに仕立てることができます。

 

「キンモクセイ」は日当たりが大好きです。日光が不足になると、ヒョロヒョロと弱々しい枝が出たり、常緑樹なのに葉を落としてしまいます。一年中たっぷりと日が当たる場所で育てましょう。

 

庭に植え付ける時は、土に堆肥の「果樹・花木の土壌改良材」を混ぜて、栄養たっぷりの土にしておきましょう。鉢植えにする時は、直径24㎝の8号鉢以上の大きめの鉢を用意して、底に「鉢底石」を敷き詰めて、水はけをよくしておきます。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりです。地植えにした場合は、根付いてしまえば、雨水だけで十分なくらいです。ただ、「大気汚染に敏感な植物」と言われ、葉が汚れると花付きが悪くなってしまいます。樹が小さいうちは、春の生長期に葉にも水をかけるようにしましょう。

 

そろそろ花が咲く時期ですが、毎年育てていて、ここ数年元気がないと感じる人は、2月に「寒肥」として、しっかり肥料を与えて下さい。有機質主体で、花つきをよくする「果樹花木の肥料」がお勧めです。また、花が咲き終わってから春咲きまでは剪定できますが、4月以降に剪定をすると花が全く咲かなくなることもあるので、気を付けて下さい。

 

次回は、初心者にも育てやすい野菜『コマツナ』です。


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