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週刊ラジオトーク
2013.06.05

アルセア

今回は、夏の庭を華やかに演出してくれる「アルセア」のご紹介です。数年ほど前から「アルセア」という呼び名が一般的になりましたが、以前は「タチアオイ」と呼ばれていましたので、「タチアオイ」の方が馴染み深いかもしれません。
真っ直ぐに伸びた茎に沿って、10㎝ほどの花を下から順に咲かせます。花色は白、淡い黄色、ピンク、赤、紫、黒に近い赤などがあり、一重から八重咲き、花の縁にフリルが入るなど種類は様々です。背丈が1m以上になるものが多く、中には2mになる存在感たっぷりの品種もあります。一株から数本の茎が立ち上がって花をつけるので、1株でとても華やかになります。

 

最近人気の品種は、草丈が60~120㎝と低くて、コンテナでも育てやすい八重咲きの「コンフォートシリーズ」。アンティークな雰囲気でバラのような八重咲きの花を咲かせる「ロゼアシリーズ」などです。他にも、カーネーションに似た花や、サクラソウに似た花を咲かせる品種もあります。

 

初夏~夏に咲く品種が多いので、5月頃からお店に並んでいると思います。黄色い葉が無くて、色艶がよく、ガッシリした苗を選びましょう。そして、日当たりと風通しの良い場所で育てて下さい。「アルセア」は、丈夫な植物ですが、水はけが悪いと根が傷みやすいので、鉢植えで育てる場合は、底にゴロ石「鉢底石」を必ず入れて、排水性の良い「花ちゃん培養土」で植え付けます。根がよく張るので、大きく深いコンテナがおススメです。太い根が真っ直ぐ伸びる植物ですから移植を嫌います。植え替えの時はその太い根を傷つけないように、根は崩さずに優しく植え付けます。
種をつけると、株が一気に弱ってしまうので、咲き終わった花はこまめに摘み取ります。全ての花が咲き終わったら、花のついていた茎を元から切り取ります。すらっと伸びた茎に花をびっしりつける「アルセア」は、存在感があるので一株でも見応えがありますよ。

 

次回は、茎の色が鮮やかな葉野菜『スイスチャード』をご紹介します。


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