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週刊ラジオトーク
2013.04.24

スカビオサ

今回、ご紹介するのは、寄せ植えや切り花として人気の「スカビオサ」です。早いものは3月から咲いていますが、多くの品種は、4月下旬~6月に開花期を迎えます。春だけでなく、秋にも花を咲かせる品種もありますが、今が一番、苗の種類が豊富ですから、お気に入りを見つけるチャンスですよ。

 

一般的に「スカビオサ」というと、外国産の品種が多いのですが、「スカビオサ・ジャポニカ」は、日本に自生している「マツムシソウ」のことで、秋に薄い青紫色の花を咲かせる山野草です。

 

「スカビオサ」には、一・二年草と毎年花を咲かせる多年草があります。夏の暑さに弱いので、多年草を選んだ場合は、鉢植えにして、夏に涼しい場所へ移動できるようにすることをお勧めします。

 

ひょろっと伸びた茎の先に、小花が集まって、ふんわりとした風船のような丸い形や、ドーム状になって咲きます。花色は、青、紫、白、ピンク、赤、黄色と豊富です。草丈も10㎝と背の低いものから、1mと背が高くてお庭向きのものまで様々です。

 

薄紫色のふんわり丸い形の花を次々に咲かせる「ブルー・バルーン」は、春と秋に開花し、草丈が低くて寄せ植えにピッタリです。蕾の時は黒く、開くとエンジ色になるシックな花の「エース・オブ・スペード」は、1mにもなるので、庭を個性的に演出してくれます。淡い黄色のドーム状の花を咲かせる「ムーン・ダンス」は優しい雰囲気が人気です。苗を選ぶ時は、株元に葉がしっかり茂った、ボリュームのあるものを選びましょう。鉢植えにする時は必ず、鉢底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、水はけを良くしましょう。土は、排水性の良い「花ちゃん培養土」がお勧めです。根があまり強くないので、根は崩さず、優しく植え付けましょう。

 

一年を通して日当たりの良い場所を好みますが、夏の暑さに弱いので、夏場は木陰になるような涼しい場所が適しています。地植えにする場合は、表面をバークチップなどでマルチングするのも効果的です。個性的な「スカビオサ」で、庭や鉢をお洒落に演出してみませんか?

 

次回は、ウサギの耳のような形の花をつける『フレンチラベンダー』をご紹介します。


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