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週刊ラジオトーク
2018.06.09

アガパンサス

今回は、梅雨の時期に涼しげな花を咲かせる「アガパンサス」です。「アガパンサス」という名前は、ギリシャ語が由来です。

 

ギリシャ語で「愛」を意味する「アガペ」と、「花」を意味する「アントス」を合せて「アガパンサス」。つまり「愛の花」という意味があるんです。南アフリカ原産のユリ科の多年草で、放っておいても毎年花を咲かせてくれるので初心者にもおススメです。

 

「アガパンサス」は、スラッとした長い葉の中央に太い茎が伸び、その先端に、放射線状に広がって、たくさんの花を咲かせます。この時期、公園の花壇などで鮮やかなブルーの花をよく見かけますが、花色は青紫色から白、ピンク色もあります。

 

では、人気の品種をいくつかご紹介しましょう。草丈120㎝と大きく、濃い青紫色の花と黒い茎がシックな、「ブラック・ブッディスト」。白い花の付け根の部分が青く涼しげな印象の「クイーンマム」、草丈80㎝とやや低めで、ピンク色の花を咲かせる「朱鷺の舞(ときのまい)」などがあります。

 

お店には蕾や花付きの苗が並んでいます。葉の色艶の良いものを選びましょう。日当たりがよく、乾燥しやすい場所が適しています。鉢に植え付ける時は、底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。水やりは、土表面がしっかり乾いたら、たっぷりと与えます。

 

もし数年育てていて、花数がどんどん減っていると感じているなら、秋に株分けをしましょう。根がぎっしりと固まって、新しい根が出にくくなると、株が老化して、花芽がつきにくくなってしまいます。咲き終わった花は、種を採る目的が無ければ、早めに切り取って、株の負担を軽くしてあげましょう。凛とした花姿と優しい花色が、梅雨のお庭を明るくしてくれますよ。

 

来週は、梅雨時の庭や花壇を鮮やかに彩る「アジサイ」をご紹介します。


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