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週刊ラジオトーク
2018.03.03

ワスレナグサ

今回は、「ワスレナグサ(忘れな草)」です。名前は知っていても、見たことは無いという人も多いかもしれません。「ワスレナグサ」は、1㎝に満たない小さな花を株いっぱいに咲かせます。青い花がポピュラーですが、ピンクや白もあり、花の中央が黄色のものや白色のものがあります。本来は多年草ですが、日本の夏の高温多湿に弱く、夏には枯れてしまうので、一年草扱いをされています。

 

「ワスレナグサ」という名前は、ドイツの伝説が元になっています。ドナウ川の川沿いで可愛い青い花を見つけた男性が、恋人のために花を取ろうとして川に落ち、急流に流されてしいます。男性は、「僕を忘れないで」と手にしていた花を投げ、そのまま消えて行きました。女性は、その言葉を守り、生涯その花を髪に差し続けました。この伝説が、「私を忘れないで」という花言葉にもなったそうです。

 

卒業・送別シーズンに注目される花ですが、今の時期に植え付けて育てると、6月頃まで大きく育って、たくさんの花を楽しめます。草丈は品種によりますが、20~50センチくらいです。小さな花は、春らしい可愛らしさで、どんな草花とも自然に馴染むことから寄せ植えに人気です。お店で選ぶ時は、花数が少なめでも、葉がしっかりと茂っているもの黄色くなった葉がなく、葉の色艶が良いものを選んで下さい。寒さには強いですが、強風は苦手で、葉が傷んでしまいます。鉢植えにする時は、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。

 

土の乾燥には弱いので、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。種がつきやすいので、咲き終わった花は摘み取りましょう。特に肥料は要りませんが、下の方の葉が黄色くなるようなら、栄養が足りていない証拠ですから、薄めた液体の肥料「有機プラス100倍液肥」などを与えると、より長く花を楽しめますよ。

 

来週は、人気のフルーツ「ブルーベリー」をご紹介します。


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