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週刊ラジオトーク
2017.06.07

パクチー

今回は、最近ブームのセリ科のハーブ、「パクチー」です。タイ料理に欠かせない食材ですが、中華料理では香草(シャンツァイ)、ヨーロッパや日本では、ハーブスパイスのコリアンダーとして、昔から、葉や茎、根、種まで利用されています。独特の香りから好き・嫌いが分かれるところですが、デトックス効果、老化防止効果などもあると言われます。

 

香り成分は乾燥に弱いので、ドライにした葉には、ほとんど香りが残りません。香りも栄養価も高い、生の葉を利用するには、自分で育てるのが一番です。

 

「パクチー」は種から育てられます。種は固い殻に覆われているので、一昼夜水につけておきます。丸い殻の中には、2粒の種が入っていますので、指で軽く押しつぶすようにしながら、種を1つずつに分けます。鉢底にはゴロ石と、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」を入れて、表面を平らにしておきます。1㎝ほどの溝をつくって、種を5ミリ間隔で蒔きます。種の上に土をかぶせたら、たっぷり水を与えます。

 

日当たりの良い場所に置いて、発芽するまでは土を乾かさないように、こまめに水を与えます。1週間ほどで発芽するので、発芽したら、土の表面が乾くのを待ってから、水を与えるようにしましょう。双葉の後、本葉が出て、葉が触れ合うようになったら、間引きをしていきます。葉の色つやの良いもの、がっしりと元気な苗を残すようにして、余分な苗を抜いていきます。最終的に、株と株の間が15~20㎝になるように、間引きをします。間引いた苗は、スープやサラダのトッピングにできますよ。

 

葉の色が悪くなってきたら、栄養が足りなくなっている証拠。液体の肥料「有機プラス100倍液肥」などを与えましょう。草丈が20㎝くらいになったら、収穫です。使用する分だけ、上のほうの柔らかい葉を摘み取って収穫します。「パクチー」は一年草ですから、花が咲いて実ができると、枯れていきます。葉を長く収穫するためには、花芽を摘み取りましょう。強い香りが苦手なら、半日陰で育てると香りが和らぎます。色も風味も濃いほうが好みなら、しっかりと日光に当てて下さいね。

 

来週は、星のような形の花がまとまって咲く「ペンタス」をご紹介します。


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