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週刊ラジオトーク
2013.02.27

キンギアナム

今回は、洋ラン「キンギアナム」です。

洋ランは高価で、育てるのも難しそう…と思われがちですが、「キンギアナム」は、比較的高温にも低温にも強く、翌年の花も咲かせやすいので、洋ランの中でも特に初心者向きと言われています。

 
オーストラリア原産の原種「デンドロビウム・キンギアナム」をもとに作り出された品種を総称して「キンギアナム」と呼ばれることが多いようです。
「キンギアナム」は、葉の間の節から茎を伸ばして、たくさんの小さな花を穂のようにつけて咲きます。
背丈は、15~50㎝と小さめなので、扱いやすく、香りも楽しめます。

 
花色は赤紫、ピンク、白色が一般的ですが、最近は黄色や黄緑色も登場しています。
「キンギアナム・ベリー」という名前で流通することの多い「ベリー」は、特に育てやすく、毎年開花してくれて、香りが良いことで人気があります。

 
この時期は、花の咲いている株が売られていますから、お好みの花と香りのもので、葉の色艶が良く黄色くなっていないものを選びましょう。

 
春までは、日当たりの良い窓際に置いて、花を楽しみます。
寒さに強いので、特に、保温をする必要はありません。4月になったら戸外へ出し、直射日光にしっかりと当てます。
そうすると、葉が丈夫になり、夏の強い日差しもへっちゃらになります。
一般の洋ランは、強い日差しを嫌うので、遮光が必要になりますが、「ギンギアナム」は強いので、4月からしっかり日光に当てれば、遮光も必要ないくらい元気に育ちます。
水やりは、植込み資材の表面が乾いたら、たっぷりです。

 
来年もたくさんの花をつけさせるために、咲き終わった花は早めに切り取ります。
特に、一つの花房の半分くらいがしおれたら、花の茎ごと切り取るほうが、株には負担がかからないのでおススメです。

 
肥料が少なめでもよく育つ洋ランですが、生長期の5~7月に、洋ラン専用のゆっくり効く肥料「洋ランそだち」を月1回与えると効果的です。
洋ランビギナーの方は、「キンギアナム」から始めてみませんか?

 
次回は、卒業シーズンにピッタリの花『ワスレナグサ』をご紹介します。


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