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週刊ラジオトーク
2017.02.08

ツバキ

今回は、寒い中でも美しい花を咲かせる花木「ツバキ」です。日本や東南アジアの原産で、古くから日本人に親しまれてきました。「ツバキ」は、日本の花というイメージがありますが、海外でも人気が高く、ヨーロッパやアメリカ、ニュージーランドで品種改良された洋種の「ツバキ」が、世界中で注目を集めています。

 

コロンとした花に、光沢のある葉が特徴ですが、花は直径3㎝ほどの小さいものから、13㎝を越える大輪もあります。花色は白、ピンク、赤と黄色があり、絞り模様や縁どりの入るもの。葉の大きさも様々で、20㎝以上になるものもありますし、枝も上に真っ直ぐ伸びるものから横に低く広がるものなど様々です。

 

赤茶色の一重の花に黄色い雄しべが集まる「紺侘助(こんわびすけ)」。茶花として古くから知られる「侘助」の中でも、特にシックで美しいと人気があります。赤紫色に白の縁取りが入る花びらが、バラのように幾重にも重なる「至宝(しほう)」は、芸術的な美しさで注目を集めています。ニュージーランド生まれの「タカニニ」は、赤紫色の花びらがカーネーションのように咲きますが、気温が高いと、青紫がっかった色に変化します。ベルギー生まれの「エンペラー・オブ・ロシア・バー」は、赤と白の混ざった花びらが幾重にも重なってとても華やかです。

 

お店では、花付きの大小様々な株が並びます。葉の色艶の良い、ガッシリしたものを選びましょう。品種によっては、寒さに若干弱いものもあるので、ラベルを確認してください。「ツバキ」は日当たりの良い場所で育てましょう。

 

鉢植えでも大丈夫ですよ。底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。花付きの鉢植えを購入した場合は、花が終わるまで楽しんでから、植えかえるほうが花を長く楽しめます。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりです。

 

来年も豪華な花を咲かせるために、花後、または3月中に、有機質の「花実をつける肥料」などを与えておくのがおススメです。剪定をする場合も、花後直ぐです。「ツバキ」は、多くの品種が日本の気候にあっていて、初心者でも育てやすいですよ。

 

来週は、人気の「クリスマスローズ」をご紹介します。


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