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ホーム花ごころメディア週刊ラジオトークアーカイブ2017年土のアンチエイジング
週刊ラジオトーク
2017.02.01

土のアンチエイジング

植物を育て続けた土は、人間と同じように老化してしまう。ってご存知でしたか?今回は、寒いこの時期にこそやっていただきたい「土のアンチエイジング」のお話です。

 

最初はフカフカだった土が、カチカチに固くなるのは、老化現象です。老化した土は、隙間なく固まっているので、水も空気も通しにくく、植物の根に十分な酸素や栄養を届けることが出来なくなります。つまり、古くて老化した土では、元気な植物が育ちにくいんです。土は、常に若々しく保ってあげることが大切なんですよ。

 

老化してしまった土を若返らせる強い味方が「たい肥」です。「たい肥」には、豊富な有機質や微生物が分解した腐植質(ふしょくしつ)というものがたっぷり含まれています。微生物は有機物を分解して、植物が養分として吸収できるかたちにしてくれますので、土がふかふかになります。このふかふかの土は、肥料分を吸着する貯蔵庫の役割も果たしてくれます。植物が寒さで一休みするこの時期こそ、「たい肥」を混ぜて土を若返らせるのに適した時期なんですよ。

 

お店には、「土壌改良材」として様々な種類の「たい肥」が並んでいます。使う場所や植物の種類によって、使い方が違うので、よく確認してから購入しましょう。

 

プランターや鉢植えに使っていた古い土なら、いったんプランターや鉢から古い土を出して、枯れた植物やゴミを取り除きます。そして、ビニールシートなどの上に平らに広げて天日干しをしてから「たい肥」を混ぜ合わせます。花壇の場合は、土を掘り返しながらほぐして「たい肥」を混ぜます。移動できない樹木の周りは、樹木の枝先から真っ直ぐ地面に降りたところまで根が伸びているので、その辺りに数カ所穴を掘って、「たい肥」を埋めます。「らくらく土の改良材」といった専門のたい肥なら、土の上に敷き詰めるだけで、土を若返らせてくれるので、忙しくて時間のない人にお勧めです。

 

土が古くなっていると感じたら、「土のアンチエイジング」をしてみて下さい。春、植物の芽吹き、新芽の生長、花付きがグンと違ってきますよ。

 

来週は、冬の花木「椿」をご紹介します。


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