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週刊ラジオトーク
2016.12.07

シャコバサボテン

今回は、寒い時期に鮮やかな花を咲かせる「シャコバサボテン」です。「シャコバサボテン」は、ブラジル原産のサボテンの仲間です。平たい葉は、縁がギザギザしていて、少し肉厚になっていますが、その姿が、お寿司のネタのシャコに似ていることから、「シャコバサボテン」と名付けられました。他にも、デンマークで改良された品種を「デンマークカクタス」、クリスマスの頃に満開になる品種を「クリスマスカクタス」と呼ぶこともあります。

 

連なった葉の先に鮮やかな赤、ピンク、オレンジ、白、クリーム色などの花をつけます。艶のある薄い花びらが幾重にも重なって、反り返るような姿は、鳥が飛んでいるようにも見えてとても華やかです。

 

輝く月のようなクリーム色にピンク色が混ざる「ムーンレディ」は、大人っぽい雰囲気があります。そして、愛知県の南知多で改良された品種「チタホワイト」は、真っ白の花びらで中央がピンク色の清楚な花を咲かせます。また、蕾がバラのように見える「ホワイトローズ」や、金平糖に似ている「コンペイトウのいちご」なども人気です。

 

お店では、9月頃から、花付きの鉢花が並んでいたと思いますが、実際の開花は冬、11月から2月です。お店で開花した鉢を選ぶ時は、葉にハリがあって色艶が良く、グラグラしていないもの、蕾ができるだけ大きいものを選びましょう。寒さに弱いので、室内の日当たりの良い場所で管理します。花が咲き終わるまでは、植え替えや肥料は必要ありません。サボテンですから、乾燥気味に育てます。水やりは、土の表面がしっかり乾くのを待ってから与えるようにしましょう。春暖かくなったら、植え替えをします。排水性の良い専用の「シャコバサボテンの土」を使って、鉢底には必ず「鉢底石」を入れて水はけを良くしましょう。葉を下から3~4枚残すように切り戻すと、新しい葉が多く出て、ボリューム良くなります。

 

「シャコバサボテン」は、蕾が小さいうちに環境をかえてしまうと、蕾が落ちてしまいます。蕾が人差し指の爪よりも大きくなるまでは、できるだけ置き場所を変えないことがポイントですよ。

 

来週は、人気の果樹「ブルーベリー」です。

 

 


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