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週刊ラジオトーク
2016.11.23

ルクリア

今回ご紹介するのは、冬にピンク色のかわいらしい花を咲かせる「ルクリア」です。原産地がインドのアッサム地方の高原地帯で、桜に似た花で、香りもすることから「アッサムニオイザクラ」とも呼ばれています。

 

花は3㎝前後のピンク色で、枝先に20~30輪ほどまとまってつき、徐々に咲いていきます。ピンク色の花が可愛らしく、香りも良いので、冬の鉢花として人気がありますよ。

 

ルクリアの中でも花が大きい「ココ」という品種は、香りも強く、一鉢で部屋いっぱいに香ります。香りの良い濃いピンク色の花を咲かせる「スイートルビー」は、暑さにも比較的強く、育てやすい品種です。蕾も花も濃いピンク色の「紅富士」は、山梨県のオリジナル品種です。

 

お店で選ぶときは、たくさん花や蕾がついていて、葉の色艶が良い物を選びましょう。霜など強い寒さは苦手で、3℃以上は必要です。冬場は、室内の日当たりの良い、暖かい場所に置きましょう。夜間の窓際は冷え込みますから、夜は窓から離すようにして下さい。

 

水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり与えます。土が常に湿った状態では、根が直ぐに傷んでしまうので、乾かし気味にし、頻繁に水を与え過ぎないようにしましょう。冬場は、植え替えが負担になりますので、購入した鉢のままで花を楽しんで下さい。花が終わって春、暖かくなったら、下から節(ふし)を3つくらい残すように短く切り戻して、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」に植え替えるとよいですよ。強い日差しは苦手なので、直射日光のあたらない半日陰で育てるのがポイントです。

 

「ルクリア」は、「短日(たんじつ)植物」と言って、夏の終わり頃から、夜間に光が差し込まない場所で育てないと、花をつけてくれません。来年も花を咲かせるためには、夏から秋にかけて、夜間、電灯の無い場所に置くようにして下さいね。寒い冬、お部屋で「ルクリア」の甘い香りに包まれてみてはいかがですか?

 

来週は、クリスマスにぴったりの「ポインセチア」です。お楽しみに。


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