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週刊ラジオトーク
2016.09.07

センニチコウ

今回、ご紹介するのは、「センニチコウ」です。お線香のような名前ですが、「センニチコウ」の「コウ」は、「紅白」の「紅」と書きます。切り花にしても、ドライフラワーにしても、千日、色が変わらない…と思わせるほど、花色が長持ちすることから「千日紅」という名前になりました。

 

花は、まん丸の可愛らしい花で、花色は、赤紫、赤、ピンク、白、オレンジ色などがあります。草丈は15㎝くらいから、大きいものは、1メートルほどに生長します。暑さに強く、かわいらしい花を次々に咲かせますので、夏から11月の終わり頃まで楽しめますよ。

 

熱帯アメリカ原産で寒さには弱いのですが、最近は、寒さに強い品種も登場しています。冬になると、地上に出ている部分は枯れますが、根が地中で生きていて、春に新芽を出してくれるものもあります。

 

主な品種をご紹介しますと、草丈が15~20㎝と低い「バディ」シリーズは、可愛らしい雰囲気で寄せ植えに人気です。ピンク色の先端に黄色が入って、まるで花火のような花を咲かせる「ファイヤーワークス」や、真っ赤な花が苺のように見える「ストロベリー・フィールド」は、どちらも多年草ですから、翌年も、花を楽しむことができますよ。

 

お店で苗を選ぶ時は、花が大きく育っているものを選びがちですが、葉が立派な株の方が、のちのち大きく生長して、花もたくさん楽しめるんですよ。ですから、葉の色艶がよく、株がガッシリとしていてグラグラしていないものを選びましょう。鉢植えにするなら、鉢底にはゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。日当たりの良い場所で育てて下さいね。

 

水やりは、土の表面が乾くのを待ってから、たっぷり与えます。加湿を嫌いますので常に湿った状態にならないように注意しましょう。

 

ドライフラワーにする場合は、できるだけ若い、色あせていない花を切り取ります。何本かを束にしたら、風通しが良く、雨の当たらない場所で、茎が曲がらないように、逆さに吊して乾燥させます。「センニチコウ」は、和洋どちらにも合うので、寄せ植えでも重宝しますよ。

 

来週は、お料理に欠かせない「ニンニク」の育て方をご紹介します。


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