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週刊ラジオトーク
2016.06.22

コリウス

今回は、カラフルな葉が特徴の「コリウス」です。シソ科の多年草ですが、寒さに弱いので、日本では一年草扱いをされています。カラーリーフを代表する植物だけあって、緑色だけでなく、黄色、赤、ピンク、茶色、黒色など、葉の色や模様がとても豊富です。葉の形もシソのような葉から、縁が大きく波打つものなど、大小様々で、草丈も20㎝と低いものから、1 メートルになる大株まであります。

 

人気の品種をご紹介しますと、花壇で楽しめる大きい葉のタイプでは、グリーンとパープルが入り混じった「マギラ」や、黒紫色のダークなトーンが魅力の「プリミティブクール」。寄せ植えに人気の小さな葉をつけるタイプでは、人目を引く明るいピンクに緑色の縁取りが入る「オーロラブラックチェリー」。黒に近いダークな色で葉の形が丸っこい「ブロンズカンプ」などは名脇役になります。種類が豊富なので、「コリウス」だけの寄せ植えにしても花が咲いたような華やかな一鉢が作れますよ。

 

園芸店に行くと苗が並んでいます。今植え付ければ、秋には大株になって、とても見応えがありますし、アート感覚にツリーの形などに仕立てることも可能です。

 

お店では、下の方の葉が黄色くなっていない、葉の色艶が良いもので、株がグラグラしていないガッシリとした苗を選びましょう。日当たりを好みますが、夏は西日など強い日差しの当たらない場所のほうが、葉色を美しく保てます。特に、ライム色の品種は強い日差しに弱いので、夏場は午後から陰るような場所のほうが安心です。鉢植えなら、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。

 

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり、暑い時期も元気に生長するので、夏場の水やりを忘れないように注意しましょう。肥料はゆっくり効く緩効性の「IBのチカラ」を月1回ペースで与えると効果的です。

 

そのまま伸ばしてもいいですが、「摘芯(てきしん)」と言って、伸びてきた葉の先端を切り取ると、脇芽が出て、葉数が増えるので、コンモリと茂ります。「コリウス」は、初心者でもアート感覚で自分好みの形につくることができますから、是非、楽しんでみて下さい。

 

来週は、夏にツバキのような白い花を咲かせる「シャラノキ」をご紹介します。お楽しみに。


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