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週刊ラジオトーク
2016.05.18

ラミウム

今回ご紹介するのは、「ラミウム」という、やや日影になるような庭「シェードガーデン」にオススメの植物です。

 

「ラミウム」は、地面を覆うように広がるシソ科の多年草です。草丈が15~20㎝くらいで、葉は、シソの葉をごくごく小さくしたような形ですが、緑色だけでなく、黄金色や銀白色の斑が入るものもあるので、カラーリーフとして人気があります。

 

葉の美しさが他の花を引き立ててくれるので、「寄せ植えの名脇役」とも言われます。5~7月が開花の時期ですから、今は、上に伸びた茎の先の方に、2~3㎝のピンク、紫、黄色や白などの花が一斉に咲く姿も見られます。

 

いくつか品種をご紹介しますと、シルバーリーフとピンクの花とのコントラストが美しい「スターリングシルバー」。葉に銀白色の斑が入り、黄色い花を咲かせる「ガリオブドロン」。黄金色の葉に白の斑が入る「ゴールドラッシュ」は、明るい印象を与えてくれます。

 

購入する時は、下の方の葉が黄色くなっていない、葉の色艶が良い苗を選びましょう。日当たりの良い場所よりも、木陰や午後から陰るような半日陰のほうが元気に生長します。むしろ、夏場の直射日光は、葉が日焼けして汚くなってしまいます。梅雨時には、長雨で蒸れて傷むこともあるので、心配な場合は、移動できる鉢植えが安心です。ちなみに寒さには強いです。

 

鉢底にはゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。湿り気があるくらいの土を好むので、水やりは、土の表面が乾きかけたら与え、夏場は乾燥させないように注意してください。

 

株元から地を這うように伸びる茎を「ランナー」と言いますが、このランナーを放っておくと、茂り過ぎて風通しが悪くなり、蒸れて、梅雨時の高温で傷んでしまうことがあります。伸びすぎたら切り詰めるようにして、風通しをよくしましょう。「ラミウム」は、丈夫で初心者でも育てやすいので、半日陰のお庭を明るく演出したい時にお勧めです。
来週は、初夏にユリに似た花を次々に咲かせる「ヘメロカリス」をご紹介します。お楽しみに。


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