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週刊ラジオトーク
2016.03.16

サザンクロス

今回ご紹介するのは、「サザンクロス」です。イギリスの植物学者の名前からつけられた「クロウエア」という正式名がありますが、南半球のオーストラリアの原産であることと、星型のかわいらしい花を次々に咲かせることから、「サザンクロス」と呼ばれるようになり、こちらの名前が定着しました。

 

花の色は、濃いピンクから淡いピンク、白色があります。1~3㎝の光沢のある星型の花を枝いっぱいに咲かせる姿は、まさに、満天の星。一定の気温があれば、一年中次々と咲き続けますが、日本では、春から秋まで、4~10月頃が開花期です。

 

お店で見かける「サザンクロス」は、風にゆらぐような柔らかい枝で「花苗」に見えますが、じつは、樹木。ミカン科の常緑低木なんです。葉をもむと、爽やかな柑橘系の香りもしますよ。

 

お店では、そろそろ開花したものが並びますので、蕾がたくさんついているもの、葉の色艶がよくて、下の方の葉が黄色くなっていないものを選びましょう。

 

日当たりの良い場所を好みますが、日本の夏の高温多湿は苦手なので、夏場に直射日光の当たらない風通しの良い涼しい場所が適しています。鉢植えにするなら、底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。根は崩さず、優しく扱います。

 

水やりは、土の表面がしっかり乾くのを待って、たっぷりです。土がジメジメした状態を嫌うので、水を頻繁にやり過ぎないように注意しましょう。春と秋に、ゆっくり効く肥料「IBのチカラ」を土の上に置くと効果的です。

 

枝が伸びて、バランスが悪くなったら、切り戻しましょう。夏の花は、色がやや褪せてしまうことがあるので、春の花後に一度半分くらいに切り戻して、夏は一休みさせ、秋からまた咲きそろう姿を楽しむのもよいですよ。秋まで途切れずに花を楽しみたい場合は、秋の花後に切り戻します。初心者でも育てやすいので、可愛らしい星型の花を楽しんで下さい。

 

来週は、本格的なガーデニングシーズンを前に「土のリサイクル」の方法をご紹介します。お楽しみに。


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