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週刊ラジオトーク
2016.03.09

ケマンソウ

今回ご紹介するのは、春を告げる宿根草「ケマンソウ」です。毎年春に、ハート型をしたかわいらしい花を連なって咲かせます。

 

「ケマンソウ」という名前は、寺院や仏堂の欄間などに吊り下げる装飾品「華鬘(けまん)」に似ていることから付けられました。また、釣り竿に鯛がぶら下がっているような姿にも見えることから「タイツリソウ(鯛釣草)」という別名もあります。

 

暖かくなると芽が出てきて、切り込みの深い葉をグングン伸ばし、4~6月には、茎を弓のような形に伸ばし、10数輪の花が連なって咲きます。花は、ぷっくりと膨らんだハート型の外側の花びらから、内側の花びらが下に伸びるように顔を出します。花色は、白、赤、ピンクがあります。最近は、まばゆいほど鮮やかな黄金色の葉と濃いピンクの花のコントラストが美しい「ゴールド・ハート」などが人気です。斑入りの葉も登場し、カラーリーフとしても注目されています。草丈は、50~80㎝くらいまで大きく生長しますが、夏には地上部が枯れて、休眠します。

 

お店には、苗が並ぶ頃です。下の方の葉が黄色くなっていない、葉の色ツヤが良いものを選びましょう。強い日差しを嫌うので、午前中は日が当たり、午後から陰る場所や柔らかい日差しの木陰などが最適です。夏の暑さに弱いので、特に夏場に風通しのよい涼しくなる場所に植えましょう。

 

鉢植えにするなら、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。太いゴボウのような根を折ると弱ってしまうので、優しく扱います。根が良く伸びるので、鉢植えにした場合、1~2年に1回は植え替えが必要になります。水やりは土の表面が乾いたら、たっぷりです。

 

花が咲いたら、連なって咲いている最初の花がしおれる頃に、茎ごと切り取って、残りの花は、花瓶で楽しむのがおススメです。花にエネルギーをとられず株が元気に育ちます。

 

来週は、星型の花を枝いっぱいに咲かせる「サザンクロス」をご紹介します。お楽しみに。


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