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週刊ラジオトーク
2016.01.13

キルタンサス

今回ご紹介するのは「キルタンサス」という、南アフリカ原産の球根植物です。別名が「笛吹(ふえふき)水仙」と呼ばれるほど、水仙に似た草姿をしていて、花はやや湾曲したラッパのような形です。冬の間も次々と開花しますから、花の少ないこの時期にお薦めです。

 

アプリコット色の花を咲かせる「アプリコット・ビューテー」は、ほのかな香りもあり、初心者にも育てやすい品種です。甘い香りで白くほっそりとした花を咲かせる「マッケニー・ホワイト」は、可憐で美しく、群生させると見応えがあります。また、冬だけでなく暖かくなった春に開花する品種も多いんですよ。オレンジがかった赤色の花がエキゾチックな印象の「パルビフローラ」は4~6月まで楽しめます。

 

この時期、お店には、花をつけた開花苗と、これから春に開花する品種の球根の両方が並びます。苗は、葉の色艶が良いものを、球根はふっくらとして固い物を選んで下さい。

 

苗を購入したら、日当たりの良い場所に植え付けましょう。冬に開花する品種は、寒さに強いので、地植えが可能です。春に開花する品種は、寒さに若干弱く、雪や霜で葉が傷んでしまうことがあるので、軒下へ移動できる鉢植えがオススメです。花が咲いている苗の根は崩さないように優しく扱いましょう。土は栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」です。鉢植えにするなら、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くしましょう。球根は、深さのある鉢を用意して、球根の頭が見えるくらい浅めに植え付けましょう。地植えにするときは、球根の頭がしっかり隠れるように、球根の上に土が2㎝はかぶるように深く埋めましょう。

 

水やりは、乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。冬場でも忘れずに行いましょう。肥料は、花が咲き終わった後、来年の開花のためのお礼肥(おれいひ)として、「球根の肥料」を与えましょう。水仙のように植えっぱなしでいいので、気軽に楽しめますよ。

 

来週は、マーガレットを小さくしたような花「クリサンセマム」をご紹介します。お楽しみに。


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