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週刊ラジオトーク
2016.01.06

和ラン

今回は、新春を飾るにふさわしい、和の趣があるシンビジウム「和ラン」をご紹介します。「和ラン」は、シンビジウムと日本原産の「春蘭(しゅんらん)」や「寒蘭(かんらん)」など「東洋ラン」の交配から生まれた和風のシンビジウムです。

 

日本原産の特性が濃く入った交配種なので、大型のシンビジウムより寒さにも強く、テーブルの上にも置けるくらいのほどよいサイズで、ほんのり香りが楽しめる品種もあります。また最近は、これらの交配種に加えて、ほっそりした原種も「和ラン」として出回るようになってきています。

 

人気の品種は、ほのかに香るふっくらとした黄色い花が可愛い「月の光」。薄いピンク色のほっそりした花の「ひな祭り」。これは、世界ラン展2009年のフレグランス部門で最優秀賞を受賞しています。茶色が混ざったような渋いオレンジ色の「かがり火」は、甘い香りも印象的です。

 

購入する時は、葉の色艶が良く、葉の付け根がふっくらと膨らんでいるものを選びましょう。室内で楽しめますが、暖かいと花の寿命が短くなります。「和ラン」は、寒さには比較的強いので、玄関の下駄箱の上など、涼しい場所のほうが花もちがよくなります。香りを楽しみたいなら、午前中に日当たりの良い場所に置くのがオススメです。日光不足になると、香りが出にくくなります。毎日水やりをすると、根が腐って傷んでしまします。回数は、週1~2回で十分ですが、与える時はたっぷり与えます。

 

大型のシンビジウムだと、株の負担を軽くするために、花を早めに切り取って花瓶で楽しむほうがいいと言われますが、和ランは花が散るまでそのままにしておいても株への影響はないので存分に楽しめます。「和ラン」は、手軽で育てやすいので、初心者にもお薦めです。

 

来週は、冬に筒状のちょっと変わった花を咲かせる「キルタンサス」をご紹介します。お楽しみに。


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