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週刊ラジオトーク
2015.07.08

タイサンボク

今回はご紹介するのは、大輪の白い花を咲かせる樹木「タイサンボク」です。昔から庭木や公園に取り入れられていたので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。北アメリカ南部に自生するモクレン科の樹木で、大きな葉や花が堂々と動かない山のように泰然としているということから「泰山木」という名前がついたそうです。

 

最大20メートルにもなる高木で、15~20㎝の光沢のある大きな葉が、一年中青々と茂ります。ちょうど今頃、6~7月に直径20㎝ほどの白く大きな肉厚の花びらを開き、爽やかな甘い香りを漂わせます。

 

樹の高さが、5~10メートルほどにしかならない「姫タイサンボク」もあります。花も葉も小さく10㎝ほどですが、香りは「タイサンボク」よりも強いようです。ただし、寒さには若干弱く、冬には葉を落とします。さらに小さい、矮性種の「リトルジェム」が人気です。樹高が3メートルほどにしかならず、1~2メートルほどの若い樹でも花が咲くので鉢植えでも育てられます。しかも、四季咲き性なので、秋の終わり頃まで花を楽しむことができますよ。

 

購入する時は、育てる場所とスペースを考えて、品種を選びましょう。葉の色艶が良いことも大切です。庭に直接植え付ける時は、日当たりの良い場所を選び、「果樹・花木の土壌改良材」を土に混ぜて栄養たっぷりにしておきましょう。鉢植えにする場合は、底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。花がついている場合は、根を崩し過ぎないように、優しく扱います。

 

根付くまでは、水不足にならないようにしっかり水やりして下さい。あまり剪定を好まない樹木ですが、大きくなりすぎて困る時は、冬になる前、秋の終わりに行います。その際、花芽を残すようにして、形を整えるようにして下さい。花が咲けば、香水の原料にもなる香りと大きな花に癒されますよ。家のシンボルツリーとして育ててみてはいかがですか?
来週は、「芝」です。芝生の手入れの仕方や枯らさないコツをご紹介いします。お楽しみに。


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