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週刊ラジオトーク
2012.12.12

ローズヒップ

今回は、ハーブティーで人気の「ローズヒップ」です。

 

「ローズヒップティー」は、ビタミンCが豊富で、肌のきめが細やかになるなど、美容にいいとされますよね。

「ローズヒップ」という名前のバラがあるわけではなく、実ができやすい品種のバラを育て、赤く色づいた実を乾燥させてから使ったり、実を絞って抽出したオイルを使ってハーブティーにします。

 

一般に、バラを育てる時は、株に負担をかけないために、花が枯れてくると早めに切り取るようにしますが、赤やオレンジの実がなっている姿は可愛らしいく、実のついた枝をフラワーアレンジに使ったり、リースにすることもできます。

今の時期は、2月頃までバラの苗がたくさん出回りますから、実がなりやすいバラを探して育ててみて下さい。

 

実を楽しめるバラは、野生種や、それに近いオールドローズと呼ばれる系統に多く、花びらが一重のもの、春にしか咲かない一季咲きや、つるバラにも多いのが特徴です。

一重の白やピンク色の花を咲かせる「ロサ・カニナ」は、実付きがよくて食用に向く品種として有名です。

 

赤紫色の「ジプシー・ボーイ」は、つるが短く、株全体が花で覆われるほど花付きも実付きもいい品種です。

咲き始めは濃いピンク、徐々に薄ピンク色に変化するポンポン咲きのつるバラ「ポールズ・ヒマラヤン・ムスク」は、株一面を覆う姿が優しい雰囲気で、ムスクの良い香りが癒してくれます。

育て方は、通常のバラと同じです。専用の「バラの土」に植え付けましょう。

地植えにする場合は、土に「バラの熟成たい肥」を混ぜて、バラ好みの土にしておきます。

肥料は「寒肥」として、2月にたっぷりと有機質豊富な「バラの肥料」を与えますが、その後も実を楽しむ時まで、忘れずに与えましょう。

 

実を楽しむ品種でも、実を付けることは株にとって負担になります。

たくさん実を付けた時は、来年のために、実の数を制限します。

果樹を育てる時に行う「摘果」のように、全体を見て、半分または3分の1くらいを切り取ります。

花だけでなく、かわいい実も楽しんでみて下さい。

 


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