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旬の園芸レッスン
2018.04.07

暮らしの中に 「レモンがあれば」

暮らしの中に、レモンがあれば

先端が尖ったキュートな果実、爽やかな甘い香り、そして、甘酸っぱい青春の思い出…レモン以上に物語のある果実は他にないような気がします。そして、傍らにレモンの木がある…もうそれだけで、暮らしが豊かに色づきます。


花ごころ lesson75 レモンの波、 きてます !数年前からでしょうか?レモン味の商品をよく見かけるようになったと思いませんか? その種類は、スナック菓子やスイーツ、即席麺からパスタソースにいたるまで様々。特に、モロッコが発祥の万能調味料<塩レモン>や、カットしたレモンをたっぷり入れた<レモンサワー>は、まさに大ブームを巻き起こしました。塩レモンとレモンサワーのブームは、どちらも家庭でも簡単に作れるということの他に、レモンを皮ごと使うため、国産レモンの安全性が認知され、入手しやすくなったことが関係しているのかもしれません。

レモンと言うと、一年中スーパーで手に入るというイメージですが、かつてはそのほとんどがアメリカなどからの輸入品でした。国産レモンは昭和39年のレモンの輸入自由化以降、生産が低迷していたけれど、近年は国産レモンの需要は増える一方で生産高も増えつつあります。では、外国産レモンと国産レモンの違いは何でしょう? ほとんどの外国産レモンには、輸送の際の腐敗を防ぐために、収穫後に「防腐剤」が使われています。この「防腐剤」が使われているかどうかが、その大きな違いです。レモンの最大の魅力の一つが、あの爽やかな香り。ところが、レモンの香り成分は果汁には少なく、大部分が皮表面にある精油(油胞)によるもの。だから、食の安全を考慮しつつ、レモンを皮ごと使うなら国産レモンに限る!というワケ。最近では、テレビの料理番組でも、レモンを皮ごと使う場合は、材料リストには<レモン(国花ごころ lesson75 暮らしの中に、レモンがあれば産)>と注釈が付けられていることが多いですよね。

レモンはインドのヒマラヤ山麓原産のミカン科の常緑樹。最近では、国産レモンの人気とともに、自宅で育てる人も急増中!果樹のほとんどは、鉢でコンパクトに育てることが可能で、レモンも鉢で楽しめます。しかも、家庭で育てるレモンは、いろいろな楽しみを暮らしの中にもたらしてくれます。今回は、レモンに心を奪われ、その魅力を知り尽くしていらっしゃるレモン研究家、国吉純さんにたっぷりとお話を伺いました。


 

国吉 純さん 園芸家、レモン研究家

上智大学文学部教育学科卒業。
大学卒業後大手電気メーカーにて秘書を務め、退職後出会った園芸の世界で、造園、暮らしの中での園芸を、ガーデンセンター、雑誌等で紹介。園芸専門学校等や住宅関連企業、集合住宅、ホームセンター等で年齢や場所に関係なく植物と触れ、育て、楽しめる植物選び、メンテナンス法などの指導にあたっている。広島瀬戸田レモンの販売拡大事業と園芸療法による高齢者施設での活動が広く注目されている。「瀬戸田レモンに恋して」著。株式会社ジュリエッタ・ガーデン代表。
http://www.juliniwa.com


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