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週刊ラジオトーク
2015.02.04

芽出し球根

今回ご紹介するのは、この時期に店頭に並ぶ「芽出し球根」です。既に花の芽ができた状態で売られている球根なんですが、人工的に温度処理をされ、しっかり管理されて育てられた苗なので、確実に花を咲かせてくれます。

 

通常の球根植物より、2~3週間ほど早く花が咲くので、春の先取りが出来るだけでなく、気温が比較的低い時期の開花になるので、花が長持ちします。花芽ができているので、暖かい室内でも楽しめますよ。

 

昔は、チューリップやヒアシンス、クロッカス、ムスカリなどが主流でしたが、今は、スノードロップ、アイリス、フリージア、スイセン、ハナニラ、シラーなどいろいろな芽出し球根が並ぶようになりました。

 

お店で芽出し球根を購入したら、直ぐに植え付けましょう。なぜなら、ビニールポットや鉢の中で、根が回って、根詰まりを起こしていることが多いからです。鉢植えなら、一回り大きな鉢を用意し、鉢底には必ず「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。

    
この時、注意したいのが、球根を植え付ける深さです。秋に球根を植える時のように深く植えてしまうと、出ている芽や花芽、根を傷めてしまうので、購入したポットや鉢に植わっている時と同じ状態、同じ土の高さにします。特に、根が傷ついてしまうと、開花しなくなることもあるので、根も崩さず、ぐるぐるに固まった根もそのまま、優しく植えつけます。

 

「芽出し球根」で、寄せ植えにもチャレンジしてみて下さい。合わせる花の苗も何ヶ月も先を想定して植えるのではなく、1ヶ月ほど先を考えればいいので、選びやすいですよ。寄せ植えを作る時は、先に球根を植えてから、花苗を入れて下さい。先に花苗を入れてしまい、狭いスペースに球根を押し込むと、根が傷ついてしまいます。

 

植え付け後の管理は、通常の球根と同じです。水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり与えます。肥料は、開花まで特に必要ありません。初心者でも必ず開花を楽しめるので、オススメです。
 

来週は、ハート型の葉をもつ観賞植物「ハートホヤ」をご紹介します。お楽しみに。


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